2011年9月6日火曜日

描く

アトリエを覗くと、息子が絵を 描いていた。

彼は 好きなときに 好きなように 描く。 

花 動物 魚 太陽 空 虹 などなど、、、

太い筆にたっぷりと墨をふくませ 穂先で すらーっと輪郭をかくと、絵の具で色をおいていく。

ペリカンの絵の具は 発色がいい。たちまち数枚の絵が 足元にならんだ。

絵の具の たまり にじみ ぼかし かすれ 、、、、、

誰に教わったのでもなく それらをいかしながら 絵を生み出してゆく。

彼は 一通りそれらを見渡すとさっさと片付けてしまうので、一体どれほど描きためているのか

知れない。

今日は はがき大の画仙紙に 直接絵の具で描いていた。

上半分に 鮮やかなオレンジ色のまるが描いてある

そしてまた たっぷりとオレンジ色をふくんだ筆で 下半分にまるを描いた。

つーっと 絵の具が二本の線になって下に流れた

すると彼は すすっと線を二本かきたした。

「それは なあに?」 「たいよう と ひのまる!!」、、、なるほど、、、


ひらめき 感動 そして彼は何よりも「描く」ことを 楽しんでいる。

私は 暫くのあいだ 絵についての思いをめぐらせた、

彼は なおも 描き続けている。

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