車の往来の激しい道路をさけて川の土手を歩いてみた。
いったい何年ぶりだろう?
二本の轍がずっと続いている。
夏草のにおいに思わず息をおおきく吸って、
ふと、空を見上げた。
夕方の空はオレンジ色に暮れかけて、
箒で掃いたような筋雲がはしっていた。
紫峰筑波山が正面にみえる。
秋って、空からくるのかな?
靴の裏の土の感覚を確かめようようと思って、
違和感を感じた。
思った感じとちがう、砕石なのだ。
少し歩くと足の裏が痛くなった。
田舎みちもかわった。