フェルメールの絵画「真珠の耳飾りの少女」を写真家の篠山紀信さんが、実際にモデルの少女をつ
かって迫る!番組を見た。
モデルの少女は、フェルメールと同じオランダ人を祖父にもつという。昔のオランダの衣装をまとい、
ターバンを巻いたらすっかり絵の少女のようになってきた。さて、そこからが問題、画家フェルメール
のアトリエは二階、やわらかい自然光の入る北向きの窓だったそうだ。
紀信さんが再現を試みるうち、画家の隠されたテクニックがいくつも見えてきて驚かされた。
少女が、ふと振り向いた一瞬。
ほの暗いバックにうかび上がる、まっすぐに観る者をとらえるまなざし、うるんだ唇、
そして真珠の耳飾り。
青いターバンとのコントラストの素晴らしさ!
一瞬のその表情のなかに、永遠の時を封じ込めていた。
さいごに少女がターバンを振りほどいたとき、
篠山紀信作の「真珠の耳飾りの少女」が写し出された。
とても美しかった!!
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